Interview

次のレベルを目指したいと思えるような
「成長実感」を得られる組織にしていきたい

インタビューを受けた1999年新卒入社のSE管理職社員の写真
システムエンジニア
Q1.
管理している組織の特徴は何ですか?

ヘルスケア業界に特化したサービスを提供しているエンジニアグループで、主に病院のシステム、特に電子カルテシステムのITインフラ構築やその保守を担当しています。

具体的には、電子カルテシステムの院内基盤や、各医科部門システムを仮想基盤上に統合する部門システムの仮想統合基盤、さらにモバイルデバイスや外出先から電子カルテシステムに接続するためのネットワーク環境を構築しています。
構築に際しては、導入先の病院に訪問して対応するため、メンバーは北海道から沖縄まで全国を行き来しています。
現在、年間約100病院にITインフラを導入しており、他の事業部に比べて多くの案件を取り扱う部門です。
組織の特徴としては、大阪に主な拠点を置いて活動していますが、本年度から東京にもメンバーを配置し、さらなる組織拡大を目指しています。
メンバーの多くは20代から30代前半の比較的若い世代で構成されており、若手の頃から現場の第一線で活躍する姿が目立つ部門です。

Q2.
触れる技術としては分類するとどのくらいになりますか?
中心となっているのは?

分類すると、主にサーバー基盤系・ネットワーク基盤系・セキュリティ系・物理作業(データ消去や結果等)の4種類になります。
中心となるのはサーバー基盤ですが、最近ではネットワーク基盤の需要も増えています。
また、必ず物理的な作業も伴うため、その対応も必要です。
特に最近はセキュリティ系の問い合わせが多く、導入の検討が進んでいます。

笑顔で質問に答える様子
Q3.
管理職としての仕事のやりがいは?

管理職になったことで、他事業部も含めた多くの組織課題を自組織の課題として取り組む立場になりました。
これにより、自らの活動計画に課題を盛り込み、メンバーと共にスピード感を持って対処できるようになったことが大きなやりがいです。
また、新しい協業ビジネスや新規ソリューションの提供など、新規ビジネスの取り組みを判断できる点も魅力の一つです。グループの組織長として、新規ビジネスの取り組みについてビジネスパートナーの責任者やグループメンバーと話し合いを重ね、役割分担や体制を決めていく過程は非常に面白く、やりがいを感じます。
もちろん、相応の責任も伴いますが、その判断ができることが管理職としての醍醐味です。

Q4.
課題に取り組むことで変わってきた実感ありますか?

以前は案件数が多く、特注を担当するメンバーとデリバリーを対応するメンバーが重なった時に受注処理が追いつかない状況がありました。
それを改善するために、業務をメニュー化して進めた結果、滞留することがなくなり、スムーズに受注処理ができるようになりました。

Q5.
新卒で入られていると思いますが、元々管理職を目指してましたか?

全く思っていませんでした(笑)。
最初は戸田(※現在は拠点として閉鎖)に配属され、二年目からSE職として現場でデリバリーをしていました。そのうちにプロジェクトマネージャー(PM)を任されるようになり、自然と管理職に近い立場になっていきました。

真剣な表情で質問に答える様子
Q6.
実際管理職やられて、面白い部分等ありますか?

これまでも現場目線でビジネスを考えることはありましたが、管理職になったことで、より組織や経営サイドに近い立場からビジネスを牽引できるようになった点が面白いと感じています。
ただ、これまでずっと現場で活動していたので、やっぱり現場に行きたいと思うこともたまにあります(笑)。

Q7.
これからどんな組織(自身が見ている組織範囲)にしていきたい?

まず一つ目は、組織全体でヘルスケアビジネスを支え、牽引できるようにしていきたいです。
現時点では、長年ヘルスケアビジネスを牽引してきたメンバーへの依存が高く、個人の力によってビジネスが支えられている状況です。
そのため、その人が忙しいとサービスの提供が難しくなることもあります。こうした状況を改善し、安定的にサービスを提供し続けるために、個人依存を極力減らし、組織全体で対応できる体制を整えたいと考えています。
これまで蓄積してきたメンバーの高いスキルを組織全体で吸収し、組織としてヘルスケアビジネスを支え、牽引できるようにしたいです。
もう一点は、メンバーが成長を実感できるキャリアプランをしっかり描ける組織にしていきたいです。
ビジネスの大半を占める電子カルテの基盤は、安定を第一に導入・保守に取り組んでいるため、ある程度形が決まったものを提供しています。
そのため、業務に慣れてくると同じサイクルの繰り返しと感じ、将来のキャリアに不安を覚えるメンバーが出てくる可能性があります。そうならないように、成長を実感し、次のレベルを目指せるようなスキルマップの整備や、年次ごとの成長、キャリアアップが描けるプランやポジションを準備して提供していきたいと考えています。

Q8.
ヘルスケアビジネスに入ったことで得られる成長やアピールできるものありますか?

昨年までは、これまで作り上げたものをいかに効率よく提供するかに重きを置いていました。しかし、今期は提供しているサービスの改善に取り組み、「こうすればもっと安定的に動かせますよ」「厚生労働省が出している基準に対応するために、今後このように導入していきましょう」といった新しい提案を行える環境が少しずつ整ってきています。こうした経験ができる点は、大きな魅力だと思います。